リアルな研究者の卵~理系大学生へ~

理系大学生(博士課程)です。備忘録的なことを記事にしています。主に研究や物理の考え方について

研究室でどうやって生きてきたか2~研究室をやめたこと

私の研究室生活についてです。自分語りです。

戒めと、これから研究室に入る人・ちょっとボスとうまくやっていけていない人へのメッセージになります。

   

 まず私、一度研究室をやめました。そのあとどうしたかというと、運よく、別の研究室に移動することができたので学年とかに支障(?)はないです。

 

なぜうまくいかなかったのかを自分なりに考えてみました。そしてどうしたほうが望ましいかも、考えてみました。

 

出てきた答えは非常にシンプルで、「積極的に指導教官と話をする」です。これに尽きます。

これをやっておくことで、まず、指導教官との意思疎通が進みます。意思疎通ができていないと「なんのために実験をやっているのか」「この前と言っていたことが全然違う」とか「また話すの嫌だなぁ」となっていき、悪いスパイラルに陥ります。

きちんと親睦を深めて、「気軽に」話すことができるようになれば、休みも取りやすいですし、意見交換もしやすくなります。これができれば、快適な研究生活を過ごせます。

初めの研究室ではこれができていませんでした。指導教官の話が長すぎるのでそれが嫌だったという理由もありますが。そして、指導教官に長時間ねちねち嫌みを言われ、いつしか会うのすら嫌になり、メンタルがおかしくなってカウンセラーから研究室を変えるように通達されて研究室が変わりました。もう一つ言えるのは、つらいと感じたら信頼できる人に積極的に周りに相談すること。もしくは、大学備え付けの機関に相談するようにしてください。こういう人は結構、自分を卑下してしまう人が多いと思います。自分は逆でしたが。でも、自分の環境を変えられるチャンスがあるなら、変えてしまったほうが吉です。

これに付随して生じることとして、「でも、自分がやりたい研究をするために研究室を選んだんだし…」ということでしょう。よくわかります。私もそういう考えを持っていましたから。でも、実際、その研究が自分に合うかどうかはわからないです。本気で博士になりたいと考えている人以外は、研究室は「ものに対する見方、調べ方、考え方を学ぶ場所」と考えるのがよいと思います。

もともと博士になろうと考えていなくても、研究室を通じて「この研究をもっとやりたい、やり遂げたい」と感じれば、博士に進学するのも良い考えだと思います。そこから、ポストドクターになり、助教になって、とアカデミアのキャリアを積むかどうかは、「その研究が自分に向いているかどうか」という運の要素もかかわってきます。そういうものだ、と思ってください。運の要素が大きいです。特に、博士という進路について悩んでいる人は、そう思ってください。心を壊さないように。

そして、それとは別に、「気軽に」博士に進学できるように、もっと資金的な体制を整えてほしいのが、切な願いです。海外に行けばお金は比較的簡単に得られますが、国内でもっとその体制を整えてほしいと思うのです。

 

私は、こういう意味で、「気軽な」博士がもっと増えてほしいな、と思います。研究力が企業やその他を支える柱になると思うので。